Windsor Chair ウィンザーチェア

こんにちは。

雨の日曜日ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。

宮城ではいつもより早い桜が見ごろを迎えました。

釜房湖周辺の桜も、連日の暖かさであっという間に満開です。

あいにくの雨ですが、お花見ドライブも良いですね。


さて、本日はこちらのチェアをご紹介いたします。

ウィンザーチェアです。

ウィンザーチェアは、イングランドとウェールズで自然派生した椅子です。

主に周辺に生息する森林を使って作られており、ビーチ(ブナ)、アッシュ(タモ)、エルム(ニレ)、ユー(イチイ)などを使っているのがほとんどになります。

産業革命がはじまると家具への需要が高まり、使いやすく丈夫な椅子として一般市民にも普及していきます。

ロンドン近郊、ハイウィッカムは17世紀ころから椅子の部材を集め、職人が増え、制作工房も数多くありました。

ロンドンへ出稼ぎする一般市民の需要に対応して、どんどん制作していきます。


ハイウィッカムの先にウィンザー城があったため、ウィンザーの方から来た椅子、というところからウィンザーチェアと呼ばれるようになったそうです。

19世紀にはロンドンの万博博覧会にも出品され、イギリスを代表する椅子となりました。

日本では1920年頃に柳宗悦がイギリスから収集し、帰国後イギリスの工芸品として展示販売したこともあり、この椅子を見たときに日本の民芸品、と感じる人もいるでしょう。





沢山あるウィンザーチェアの形ですが、

今回ご紹介のチェアはボウバック系

スプラット(背板)があるのはイングリッシュウィンザーの特徴でもあります。


こちらのスプラットの形はフルール・ド・リスを表しており、

百合の紋章はフランス王室の物でもありますが、当時人気があるデザインでもあったようです。


足元のストレッチャー部分にはカウホーン型が採用されており、

曲木はH型のストレッチャーよりも手間がかかる為、量産には向きませんでした。

丁寧に作られたことが伺えます。


ウィンザーチェアa

W535

D565

H923 シートハイH450

価格¥230,000‐(税込)


もう一脚も見ていきます。


同じく、スプラットはフルール・ド・リス

ストレチャーはカウホーンになっています。


ウィンザーチェアb

W515

D555

H903 シートハイH435

価格¥180,000‐(税込)

左 a  ヤマト家財宅配便Cランク

右 b ヤマト家財宅配便Bランク


宮城県より発送