ウィンザーチェア(SOLD)

こんにちは。

9月の最終日、皆様いかがお過ごしでしょうか?

お天気も良く、残暑が続いていますが

季節の変わり目、急に寒くなりますので皆様ご自愛くださいね。


さて、本日は憧れの椅子、ウィンザーチェアをご紹介いたします。


18世紀ころのウィンザーチェアで、この形はコムバックチェアと呼ばれています。

コムバックとは、Comb-Back、コーム(櫛)に似ていることから名前が付けられました。

ウィンザーチェアの中では最も古い形と言われています。


庶民の椅子として生まれたウィンザーチェアですが、貴族や富裕層の目に留まり、

広大な庭園に配置されるガーデンチェアとして普及していきます。

その際、椅子を雨や日射から耐えられるよう深緑などに保護塗料が塗られました。

深緑に塗ったのは植物に囲まれても目立たないようにするためです。


こちらの椅子もオリジナルのグリーンの塗装が残っています。



十分な背もたれの幅と座面の広さがあり、座った心地も大変よく、体の大きな方もリラックスして座ることが出来ます。


木材はエルム(楡)です。


少し低めの高さになっています。


ほんのりと残る、オリジナルペイントが見られます。


ウィンザーチェアと日本の出会いは100年前にさかのぼりますが、

1929年日本民藝館を創設する柳宗悦がイギリスに旅した際

「堅実で質素で共に暮らすのに甚だいい」と非常に高い賛辞をし、

なんと300脚という量の椅子を日本に買い持ち込んだそうです。


その際大切にしたのは、西欧という意識すら捨て、頭で学んでから買うのではなく、とにかく見て、判断を越えて心に残る物を選んで買う。と書き記しています。


是非歴史深きウィンザーチェア、コレクションに加えませんか?


SIZE(㎜)

W600

D600

H1010 シートハイ H350

SOLD