フレンチウェディングチェア

こんにちは。

緑が気持ちの良い季節ですね!

この季節は虫もいないですし、湿度も高くなく、本当にいい季節です。

当店の周りの山々も、藤や桐が咲き乱れ、風にそよぐ緑があまりに綺麗でしたので、

お外に撮影に行ってきました。

といっても、お店の2分くらいのところです。笑



ご紹介しているのは、19世紀頃のフレンチチェアです。

ダブルモノグラムが彫刻でデザインされた、こちらのチェアはウェディングチェアだそうで、

上流階級の方の結婚時に特注で作らせたと思われます。


10年以上アンティークの市場を見て回りますが、こうした椅子に出会うのは非常に稀で

本当に一期一会だなぁと思います。

ひとつづつじっくり見ていきましょう。


こちらの椅子は背もたれ部分にダブルモノグラムがデザインされています。

嫁ぎ先のものか、もしくは嫁ぐ方のものか、真相はわかりませんがロマンを感じますね。


Sと、Sを反転させたように見えます。


その周りには立体的なリーフ模様の彫刻が施されています。

背面も美しいです。



通常の椅子とは違い、デザイン性を重視して作られていますので、繊細ではありますが、

こちらの椅子は座面も治されていて座ることが可能です。


もう一方の椅子を見てみましょう。



先ほどの椅子よりも、より曲線的なデザインです。

こちらにはダブルモノグラムは入っていません。

製作者、もしくは制作依頼者の意図を感じます。

全く違ったデザインの椅子ですが、足元を見ると確かに同じ作りになっていて、

ツイで作られてことがわかります。


本当に絵になる椅子で、光があたれば影もまた美しいです。


この曲線美はいかにもフランスらしい、優美なデザインですね。


座面は破けてしまっていますが、こちらの座面はオリジナルで残っていたものです。


このまま座ることはできませんが、取り外しが可能な板ざなどをつけることによって座ることができるかと思います。


もしもの時はご相談いただければと思います。


フレンチウェディングチェア

※ペアでの販売になります

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