アームチェア


こんにちは。

今日はひな祭り。皆様はいかがお過ごしでしょうか?

私が子供の頃は、お雛様を飾る風習がありましたが、

現代は徐々に簡素化され、お人形も、よりコンパクトで場所を取らないものが好まれる傾向にあるでしょうか?


古くからある日本の風習も、現代において時代にそぐわないものは、徐々に取りやめになっていますね。


お雛様や、鯉のぼり、五月人形などは徐々に見なくなっている気がします。

子供の誕生や成長のお祝いはまた違う形で祝うように変わっているのでしょう。



皆様のお家はいかがですか?



さて、本日はこちらのチェアをご紹介いたします。


美しい飾りがついたアームチェアです。

後期ヴィクトリアンに作られたであろうデザインで、どこかエドワーディアンにも繋がる洗礼された品の良いデザインです。



ヴィクトリアン期に多く作られた曲線的で華やかなデザイン

エドワーディアン期には直線的なデザインや象嵌細工などが多用されます。


その間の、いいとこ取りをいたようなデザインです。

注目すべき点は特にスプリット部分の透かし彫刻と象嵌です。

とても繊細な彫刻に、象嵌がワンポイントでアクセントになっています。



細部まで手の込んだ彫刻。


後ろから見た感じもとても美しいです。







脚はヴィクトリアン期に多く作られた挽物や猫脚は用いられず、エドワーディアン期に多く見られる直線的な脚になっています。





アームの印象もどちらかというとエドワーディアンの要素が強く出ています。

当時流行していたフランスのアールヌーボー的な要素も感じることができますね。




座面は生地で、当店で張り替えを行いました。そのためとても綺麗になっています。



あまりデザインの邪魔にならないようなペイズリーで張り替えています。




SIZE(mm)

W550

D570

H1005

シートハイ 520

価格¥165,000-(税込)


アートセッティングデリバリー Cランク 宮城県より発送