バターナイフ.c

ヴィクトリアン中期に製造された、EPNSとマザーオブパール製のバターナイフです。
美しい意匠のバターナイフはEPNSと呼ばれるシルバーメッキとマザーオブパールと呼ばれる貝の母体を削って製造しています。

古代より装飾品として使われていたマザーオブパールですが、

ヴィクトリア時代に人気が増えてカトラリーや洋服のボタンやジュエリーなどに好まれて使われています。


EPNS製と聞くと粗悪なシルバーと思われがちですが、全くそんなことはありません。

ヴィクトリアン期はものすごい需要に応えるため純銀（スターリングシルバー）ではなく、他の金属（主に錫や真鍮）にシルバーのコーティングを施したEPNSと呼ばれるシルバーメッキ製品を作るようになっていきます。

よく市場にある日用品的なカトラリーは殆どがEPNSですが、中にはシルバー製品と見分けがつかないくらい手の込んだ作りのEPNSがあります。

こちらのバターナイフも他のスターリング製品と比べても違いは殆どわからない程美しい装飾が施されています。


とはいっても、EPNS。スターリング製品に比べてお値段はお手頃となります。

シーンに合わせてお求めいただければと思います。

SIZE（㎜）

W200

D25