Derby ボウル&ソーサー

こんにちは。

今日は梅雨のジメジメと気温が上がり少々過ごしにくい天候ですね。

今後夏本番を迎えればさらに気温は高くなりますから、

今のうちに暑さに慣れておかなくては・・と思います。



飲み物も冷たいもの・・増えてくる季節。

体調管理に十分に気をつけたいですね。



さて、本日はイギリスの老舗メーカーのDerbyのご紹介です。



イギリスの名窯ダービー(Derby)は、1750年頃にフランス系の陶芸家アンドリュー・プランシェがイングランド中部のダービーに窯を築いたことからその歴史が始まります。

まもなく実業家のジョン・ヒースと、優れた経営感覚を持つ職人ウィリアム・デューズベリが参画し、本格的な磁器製造へと乗り出しました。



ダービー窯の名声を一躍高めたのが、1770年に行われたロンドンの名門「チェルシー窯」の買収です。当時最高峰とされたチェルシーの卓越した技術や職人、型をそっくり受け継いだことで、ダービーの品質は飛躍的に向上。


「チェルシー・ダービー」と呼ばれるこの時期に、洗練されたネオクラシカル様式の美しい名作が数多く生まれました。その品質の高さは、1775年に国王ジョージ3世から宮廷用陶器として認められ、ブランドの象徴である「クラウン(王冠)」の紋章を授かるという栄誉につながります。


本日ご紹介の、こちらのボウル&ソーサーは底裏の刻印から、ダービーの歴史において非常に有名な「デュークスベリー期(William Duesbury II の時代)」のマークです。


特徴的なクラウンの下に交差したクロスド・スウォーズと左右に3つずつのドット、そして一番下にダービーの頭文字である「D」が手描きで記されています。


マークの色も青みがかった紫色であることから、1784年〜1800年前後の、クオリティが極めて高かった全盛期のものと判断できます。


器全体に施されたスパイラル状のシェイプ(フルーテッド成型)が、光を柔らかく受けて美しい陰影を生み出しています。


この波打つような形状は、当時の成型技術の高さを示しており、口縁のなだらかな波型の金縁(スカラップ・エッジ)とも見事に調和しています。


また、ダービーの代名詞でもある深みのあるコバルトブルー(ダークブルー)の細いバンド。


そこに、職人の息づかいが聞こえるような手描きのゴールドのリーフや花々が絡み合うように施されています。


派手すぎず、しかし圧倒的な高貴さを放つこのネオクラシカル(新古典主義)様式のバランス感覚は、18世紀末のダービーの名品と言えます。

SIZE(mm)

ボウル φ82 H52

ソーサー φ130 


現在店内改装工事中につき、ご紹介商品も小物が多いですが

また、新スペースでの家具のご紹介を楽しみにしていてくださいね。